ホンダ、ダカールラリー優勝のためにKTMからノウハウ学ぶ | レスポンス (スポーツ／エンタメ、モータースポーツのニュース)
準備は順調に進んでいるようで、7月にはアルゼンチンで行われた前哨戦といわれているレースをスタッフ一同で見に行った。そのとき、優勝候補のKTMチームを訪れ、「どうぞ見て欲しいということだったので、すべてを見てきました」と鈴木氏。
そこにはかなりのノウハウがあり、感心させられることが多かった。例えば、補修については、ボルトを2つ外すだけで部品が交換できるようになっていた。それから、コーナーを曲がるときに、車体を寝かせずに直角に曲がっていく。直線のスピードで勝負しているのだ。「遅い選手ほど、コーナーで車体をスライドさせて走っていた。とにかく彼らはリスクを冒さない走りをしていた。それが一番大事なことだと学んだ」と鈴木氏は振り返る。
また、ライダーのスキルによってもかなり影響があり、帰巣本能みたいなものが非常に重要とのことだ。「砂漠をずっと走って行って、丘の先が断崖絶壁なのか、それとも緩やかなスロープなのか、彼らは風の流れや砂の動き方で本能的に察知していた」と鈴木氏。
もうホンダにはそういうノウハウが残っていないんですね。 昔は社内のレース活動経験者とかも多かったそうですが。