中国市場でもGM、フォードが凋落、トヨタ、日産は健闘：NBonline(日経ビジネス オンライン)
凋落の原因は、中国の消費者にとって魅力的な新車を提供できていないことに尽きる。GMとフォードは米国では大型車やピックアップトラックを得意とするが、中国市場の主流は小型車。このため、GMは傘下の韓国メーカー、GM大宇自動車技術などが開発した小型車を、中国向けに改良して投入。フォードは、欧州フォードが開発したモデルを投入してきた。
だが、日本勢や欧州勢が競合車種を続々と発売する中、米系小型車の人気はじりじりと低下していた。それでも、市場が右肩上がりの時期は大規模な販促や値引きで販売を伸ばすことができた。しかし市場が冷え込むと、消費者の需要は限られた人気車に集中。親会社の苦境によるブランドイメージの低下や、将来のアフターサービスへの不安が劣勢に拍車をかけている。
中国人は見栄っ張りでイメージが非常に大切なので、「潰れかけている会社」というだけで敬遠するんでしょう。
生産能力過剰な中国市場は、価格競争の泥沼に陥って美味しい市場ではなくなる可能性が高いですね。