さて、いよいよ今日はエンジン載せ替えの決行日です。 面倒くさいけど。
イメージ的に大変というだけで、エンジン降ろすだけなら30分も掛からないんですけどね。 モンキーやカブに比べたら、時間が掛かるのは確かですが。
111ccと125ccのツーショット。 昨年7月以来、111ccはノントラブルでよく頑張ってくれました。
シフトポジションの信号線は4速＋ニュートラルの5本出ていますが、ジョルカブで必要なのは4速とニュートラルだけです。 テスターで調べるのが面倒くさかったので、どうせ同じ色だろうとピンクと緑/赤をそれぞれ繋いだら、どうやら当たりだったようです。
いつまた111ccに戻さなくてはならなくなるかもしれないので、とりあえず結線してテープでグルグル巻いておきます。
一箇所だけ、セルベースとクランクケースの間にスペーサーが必要になります。 昨日、カインズホームでスペーサーになりそうなものを探したのですが、巻ブッシュくらいしかなかったので、とりあえずワッシャーで高さ調整して適当に入れておきました。 高さは21.5mmくらいです。 いずれちゃんとしたものに換えたいですね。
そんなこんなで、なんとか完成しました。 オイルを入れて、車体に載せようと思ったら、上側のマウントボルトが入りません。 そういえば、支那エンジンを初めて載せたときもそうでした。 同じように9mmと10mmのドリルで穴径を拡大して、ようやく搭載できました。
セルを回してみると、ちゃんとエンジンが掛かります。 これなら大丈夫かなと、近所の酒屋まで買い物に出てみます。
家を出てしばらく走り、十字路手前でシフトダウンしようとして踵を踏み込むと、異様な固さでまったくペダルが動きません！ 遠心クラッチが引きずっててシフトがうまくいかないとか、そういうレベルではありません。 ガンとして全然動かないのです。
停止して、シーソーペダルの前側を踏み込むと、ちゃんと４速→N→１速となります。 しかし逆には動きません。
とりあえず酒屋まで行ってきましたが、これでは通勤に使うのはムリです。 帰宅したのがちょうど16時。 さてどうしたものか。
エンジンが熱くてすぐには降ろせないので、落ち着いて考えてみます。 アップシフトは出来ているので、シフトドラムやミッションギヤの問題ではなさそうです。 となるとシフトアームか．．．
そういえば、シフトアームのシャフトにレバーをセットしようとしたら、シャフトの先端に位置合わせ用のスジがなかったんだよな。 前回はあったのに。
エンジンが冷めてきたので、車体から降ろして再びテーブルの上に。 今日は暑くてまだ気温が30℃以上あります。 鼻先から汗がポタポタ落ちるので、エアコンを入れます。
オイルは抜かずにRクランクケースカバーを取ってみて、レバーを手で動かしてギヤチェンジしてみますが、ちゃんと動きます。 おかしいなぁ．．．
ついでにオイルフィルターを掃除しましたが、結構ゴミが付着していました。
ふっとシフトレバーを見ると、シャフトの段差との間にスキマがあります。 なぜ下がりきっていないんだろう？ とよく見ると、オイルセパレーターとシフトレバーが当たっています。 オイルセパレーターもレバーも、旧125ccエンジンで使っていたものです。 なんで？
第一、これ以上レバーが下がったら、クラッチのボルトに当たっちゃうよ。 というか、レバー先端がオイルセパレーターよりも下がってるじゃん。 ダウンシフトできない原因はコレか！
ここで組み立て時からずっと引っかかっていた、「シフトアームシャフト先端に位置合わせ用のスジがなかった」理由が分かりました。 それはこのシャフトが96cc暫定エンジンで使用した一次側遠心用だからです。
101ccエンジンで二次側遠心化したときに、旧125ccエンジンで使っていたシフトアームを使ってしまったのでした。 C100EXエンジンのジャンク部品の方は、シフトアームシャフトが曲がっていたので、新品で購入したのですが、すっかり失念していました。 純正部品のストックの中に新品のGN5のシャフトがあるので、おかしいなとは思っていたんですが．．．
そうと分かればシャフト交換なんですが、それにはクラッチ一式をいったん外さなくてはなりません。 時刻は既に17時を回っています。 犬の散歩も炊飯器のセットもすっ飛ばして、大急ぎでエンジンを組み替えて、車体に搭載し終えたのは夕闇迫る18時40分頃でした。
夕食後、コンビニまで試走してきましたが、こんどはちゃんとアップ／ダウンシフトできました。 あー疲れた。