2002年 9月 9日(月)

足早に四国を後にして、南海フェリーの船室内。
小学校の時に乗った名門カーフェリー(新門司~大阪南港)を思い出すな。

船室内に居てはGPSのトラックデータが取れないので、甲板のベンチで一時間半ほど仮眠。

和歌山港到着は03:00。 ちょっとまだ寝ぼけている。

和歌山からはR24で東を目指す。 休憩のため、道の駅「紀ノ川万葉の里」に立ち寄った。
紀ノ川沿いにあって、キャンプが出来るようなスペースもあった。 だがもう明け方近くでテントを出すのもかったるい。
隣の運動場にベンチがあったので、仮眠しようかと行ってみたら、バイク乗りの先客がいた。 邪魔しちゃ悪いので、そそくさと出発した。

明け方、高野口の吉野家で、牛丼を食べて目を覚ます。 吉野町でR169に入り、進路を南へとる。

R169は吉野川に沿って走る。 谷はとても深く、険しい山なみだ。

途中に交互通行の区間があって、そのための信号が設置されている。

道路の改良工事は着実に進んでいるようで、新しいトンネルができていた。 まだ通れないので、左の旧道の方へ降りていくのだが、これがとんでもなく狭くてアップ・ダウンのある道でちょっとビビった。 大型トラックやタンクローリーも通ったりする。 クルマじゃ通りたくないな。

降水量が多い地域なので、滝も水量が豊富。

新伯母峰トンネルの入り口手前で右折する。 県道40号線で大台ケ原を目指すのだ。

川上村側の道は細くて暗い感じだが、上北山村に入ってからの尾根筋の道は開けていて明るい。 ただ、路肩が崩れている所が多い。

まさしく、分け入っても、分け入っても、青い山だな。 今日は天気がいいみたいで、本当にすがすがしくていい気分だ。

大台ケ原到着。 天気もいいし、人はほとんどいない。

自然観察路というのがあるらしい。 行かないけど。

とっても広い駐車場。 観光バスが来るくらいだから、この駐車場が埋まるくらい、人が来るんだろうね。

記念撮影。
嬉しくて写真をたくさん撮ったのだが、フィルム交換の際に撮影済みフィルムを一本落としてしまったようだ。

たぶんもう二度と来れないだろう。 今回来れて本当によかった。

帰りはR167を遡り、県道262号線から県道16号線へと進む。

高見川に沿った県道脇に、日本オオカミの像があった。 なんでも、最後に日本オオカミが見つかったのがココらしい。

偶然通りかかったのだが、平井和正の”ウルフガイ”シリーズを愛読していた自分としては、感慨深いものがある。

R166に入ってからは、ひたすら西を目指す。 飯高町のあたりは結構狭小区間もある。 日差しが強くて消耗した。

三重県多気町で県道13号線に入り、伊勢神宮の前を通る。 伊勢志摩スカイラインに乗れば早かったのだが、ワインディングを楽しむ気分ではなかったので、R42へ出て海沿いを走る。

鳥羽のフェリー乗り場に到着。 伊勢湾フェリーに乗って、愛知県の渥美半島へ渡るのだ。

さらば紀伊半島。 次は川湯温泉に行くときかな?

GPSログの記録のため、再びデッキで過ごす。

伊良湖到着。 まだ先は長いなぁ。

R42は愛知県にもある。 つまり伊勢湾フェリー(鳥羽-伊良湖)は”国道フェリー”でもあるのだ。

この辺りはメロンの産地なんだな。 直売所がたくさんあった。

R42は、信号が多くて思ったより走りづらかった。 交通量もそこそこあって、追い越し禁止だからストレスがたまる。 ようやくR1へ辿り着いてほっとひと息。

静岡県雄踏町あたりで北上して、浜松西I.C.に乗れば良かったのだが、久しぶりの浜松だったので駅の方までグルッと廻って帰った。 東名から御殿場で中央道へ向かい、帰宅したのは23:23だった。
本日の走行距離 739.5km
Google Earth用KMZファイル(徳島~自宅) → 20020909.kmz