レース事故、主催者に責任 「死の誓約書」認めず

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asahi.com:レース事故、主催者に責任 「死の誓約書」認めず

レース中の事故で大やけどしたレーサーが主催者側に約3億円の賠償を求めた訴訟で東京地裁は「事故発生の原因は主催者にあり、消火態勢を整える義務も怠った」と約9000万円の支払いを命じた。

うーん、どうなんだろ。
もしこの判例が通れば、レースの主催やサーキット走行会なんて、訴訟リスクが高すぎて開催できないと思うのだけど。 サーキット経営自体が成り立たなくなるかもしれません。

確かに悪天候下でのレースの開催判断、ペースカーの問題(これは先頭のドライバーの責任も大きい)、事故後の救護体制など、主催側にも問題があったのだろうと思います。

ただ、事故の瞬間の映像を見ていると、コースサイドに停まっているポルシェに太田氏のフェラーリが衝突した瞬間に、フェラーリが炎上しています。 確かに激しいクラッシュですが、燃料タンクに損傷を受けなければ、あそこまで炎上しないのでは? 炎上したのは太田氏のフェラーリの耐衝突性が低かったからじゃないのかなぁ。

太田氏が事故後のリハビリなど大変な思いをしたというのは聞いたことがありますが、太田氏もレースに参加することでパブリシティや経済的利益を受けてきた訳でしょう?
自分の道楽でレースに出て、事故ったら主催者が悪いというのもどうなのかな?

それにしても、「経済的利益を得ながら責任は一切負わないことになり、著しく不公平で公序良俗違反だ」という論理が通るなら、ソフトウェア・メーカーにバグによる損害賠償を請求することもできそうです。