NET EYE 5 プロの視点:世界2位のトヨタを育てたのはGM?
NUMMIでGMからいろいろ教わりながら、トヨタ生産方式が海外工場にも移植できることを実証できた点は大きな成果だった。古い話を持ち出せば、同社の販売の基礎を築いた旧トヨタ自動車販売の神谷正太郎社長は戦前、日本GMで販売を担当して自動車のマーケティングを学んだ。
別にGMと合弁しなくても、トヨタは米国生産を軌道に乗せたと思うよ。 むしろ合弁で余計な労力を費やさずに済んだハズ。
合弁という方法を選んだのは、GMから教えてもらう為ではなく、米国世論に配慮した部分が大きかったのではないかしら。
NUMMIによって多くを学んだのはGMの方で、サターン事業の立ち上げにその成果の多くが生かされているのは有名な話。