「駅弁地理学」 : 丹那トンネル入口出口

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「闇を裂く道」(文春文庫)の著者吉村昭氏は、「普通電車で熱海にむかう途中、右手の沿線に立つ碑が視線をかすめた」ことが著作のきっかけであると「あとがき」に書いている。私は、その碑を見たいということがきっかけで、丹那トンネルの熱海側の抗口の真上にある殉職碑にたどり着いたのだ。そして先週の記事を書いたのだが、私が取り上げた殉職碑は、吉村氏が見た慰霊碑とは別物だったようだ。

このコラムを読んで、なんだか「闇を裂く道」を読んでみたくなりました。 「人に歴史あり」ですね。

慰霊碑と言えば、ウチの近くにはJR八高線が走っているのですが、友人Hの話では昔大きな脱線事故があったそうです。 ある日、線路際を散歩していたら、本当に事故の慰霊碑が立っていました。 ググってみると、184名もの死者が出た大惨事だったようです。

友人Hは、たぶん丹那トンネルの慰霊碑を見たことがあるんだろうな。