nikkansports.com : 日産ゴーン社長が日本からサヨナラ
日産自動車は23日、4月1日からカルロス・ゴーン社長が日本事業担当から外れ、北米事業などに専念する、と発表した。社長として全般を総括しつつも自身、12の事業を担当してきたが、それを6つに減らす。新経営陣で取り組む次期中期経営計画を4月26日に発表する。
タイトルが面白かったのでこちらを引用しましたが、日経の記事の方が詳しいです。
180計画の三つの公約のうち「連結営業利益率8%超」と「自動車関連の有利子負債ゼロ」はすでに達成した。2005年9月まで1年間の世界販売台数を2001年度(01年4月―02年3月)実績比で100万台増やす目標も掲げたが、今年3月末までの販売増は44万3000台にとどまる見込みで、今のペースだと目標達成は難しかった。
「コミットメント(公約)」という言葉を流行らせたゴーン氏ならではで、目標を達成するためにベストを尽くすんだというトップの姿勢が現れていますね。
決算の下方修正で、すぐに景気や為替のせいにする日本の経営者とは違います。
関連して次のような記事もありました。
Mainichi INTERACTIVE ゴーン社長「信賞必罰」 成果ない役員を更迭
日産自動車は23日、国内販売担当の北洞幸雄(57)、同マーケティング担当の富井史郎(51)の両常務が31日付で退任し、関連会社に移るなどの役員人事を発表した。両常務は国内販売低迷の責任を問われたとみられる。春闘ではベアを含めて満額回答し従業員に報いたカルロス・ゴーン社長だが、成果の上がらない部門の役員は更迭し、「信賞必罰」の姿勢を明確にしている。
両常務はゴーン社長に抜てきされ、00年4月、常務に就任。2人とも有力な後継社長候補と目されていた。
富井史郎氏は、雑誌のインタビューで見たことがあります。 ググってみたら、以下の記事を見つけました。
フォーサイト:「ポスト・ゴーン」に有望な日産の若手役員は誰か
もっとも四月人事では、リバイバルプラン開始後、一年間で大きな成果をあげた購買部門担当の小枝至副社長(五九)の職務権限を拡大する一方、不振が続いた国内販売では担当の森山寛副社長(六〇)や小島章宏常務執行役員(五四)が退任するなどの「信賞必罰」を徹底した。今後若手役員も、こうした篩《ふるい》にかけられることは確実だ。
結局、ふるいにかけられてしまったのですね。
Atsushi_009
ごーーーん、かっこいい。颯爽と日本に現れて、さくっと結果を残し、また次の地へ向かう。かっこよすぎです。