新しい家に越してから、早1年4ヶ月。 狭い土地なれど、庭と呼べるだけのスペースがあるのですが、なかなか手をつけられないまま、ここまできてしまいました。
庭の土は粘土質で、雨が続くとぬかるんで靴の底にどんどんくっ付いてしまいます。 カーポートはコンクリなのですが、庭を歩いた靴で歩くと足跡が点々と・・・ 玄関も汚れるし、ダスキンマットも効果なしです。
春から秋までは雑草との戦いでした。 主にタンポポとイネ科の雑草。 タンポポはすごく根を深く張るのだなと、その生命力には感心しました。 ちょっと油断してると、もうタネが飛ぶ寸前になってるし。
昨年の11月くらいから、ようやく庭造りに着手しました。 手始めに、カーポートの延長線の一坪くらいのスペースに、レンガを敷くことにしました。 カーポートは2台分のスペースがあり、普段は嫁のクルマと自分のバイクを置いています。 バイクをレンガ敷の部分に移動すれば、来客時にも対応できるだろうと。
表面の土を5cmくらい削り、川砂利と砂+セメントを撒き、オーストラリア・レンガを並べました。 簡単そうですが、キレイに歪みなく並べるのは難しいですね。 冬は陽が短いので、作業時間が限られるのが悩みのたね。 嫁と義弟に手伝ってもらって、延べ2日で完成しました。
庭の残りのスペースは、まずテラスの前に中古枕木を敷いて、物置までの歩道にすることにしました。 枕木は昨年の梅雨時分には買ってあったのですが、2個埋めたところであまりの大変さに放ってあったのです。
幅50cm、深さ20cmの溝を7m近く掘る必要があり、つるはしを握る手はマメだらけになりました。 枕木の下にも川砂利を3cm程度敷きました。 さすがに一日では出来ないし、体力的にもダメージが大きいので、3週間に渡り週末に作業しました。
枕木とフェンス(ラティス)の間をどうするか。 この一年の経験からの結論は「メンテナンスの手間が掛からない庭にする」というものです。 共働きなので、どうしても週末しか手を掛けられません。 他の用事もあるので、せいぜい月イチではないでしょうか。
手っ取り早いのは「砂利敷」です。 ただ、普通の砂利では駐車場みたいだし、五色玉もイメージが合わない。 うーん・・・
庭が手付かずだったのは、イメージが湧いてこなかった、という理由が大きかったです。 和風は嫁がイヤだと言うし、イングリッシュ・ガーデンはヘタするとハーブのジャングルになりそうです。 眺める為だけの庭じゃもったいない。 実際にやるかは別として、庭でバーベキューでも出来るといいなー。
レンガ敷にオーストラリアレンガを採用した時点で、頭に「オーストラリア風庭園」というテーマが浮かびました。 オーストラリアは新婚旅行に行った場所で、エアーズロックにも行きました。
実際にそんな庭園があるのかは知りませんが、何でもいいから糸口が欲しかったので、そのイメージに飛びつきました。 結局、マウンテンロックのイエローを敷くことにしました。 勝手口の軒下には、赤褐色の砂利(雑草バスター)を敷きました。 出来上がってみれば「どこがオーストラリア?」って感じですが(苦笑)。
閑話休題。
マウンテンロックを敷く部分の高さを、レンガ敷や枕木と合わせる為に、またもや庭の土を削り取る必要があります。
この残土の処理が問題なのですが、半分はマウンテンロックの下に敷く砕石を売りに来たおじいさんが引き取ってくれました。 残りは暫定的に道路側の軒下に積みあげました。
一輪車などないので、スコップで掬っては家をぐるっと回って土を捨てに行く作業を繰り返します。
こうして2mX7mの表土を5cmくらい削って、砕石(カーポートに山積)をこれまたスコップで一杯ずつ運び、上からマウンテンロックを10kg×50袋ぶん敷いて、ようやく出来上がりました。
ちょっと照り返しは強いですが、色味的にはイイ感じになったと思います。
家を建てた時から、造園業もやっている義父が「木を植えてやる」と言ってくれていました。
その作業を今日行いました。 レンガ敷の横の花壇に、花水木とさつきを。 物置の前にツツジを。 そして、道路側の外構に紅かなめを植えました。
道路側には庭を造った際の残土が積んであったので、義父の軽トラに積みました。 荷台からハミ出すほどの量です。 運転は自分がしたのですが、マニュアル車を運転するのは教習所以来(18年ぶり)です。 下りのコーナーで車体の後ろが振られたので、ハンドルで補正しようとしたらかえって発散してしまい、危うく対向車線にハミ出しそうになりました。
残土は嫁の実家の駐車場の穴埋めに使われました。
などとという、本人以外には全く興味が湧かないことを、延々と書いてきましたが、自分としては安心したというか、達成感がありました。 業者に頼めば、早くて見栄えがよく、金額的にもあまり変わらないで出来たと思うのですが、出来るだけ自分でやりたかったのです。
父が家を建てた時、庭に芝を植えたり池を作ったり、裏にみかんの木を植えたりしてました。 門扉も分厚い木に、自分で家紋を彫って作っていました。
家を建てて2年ほどで父は亡くなり、家を手放して母の実家に帰ってきたのですが、今でも実家の物置には父が作った門扉があります。
いつか僕が死んだあと、残された人が庭や木を見て「頑張って作ってたね」と、思い出してくれたらいいな。
禄太郎
画像を是非見せてください!。
お願いします!。
ダブリン市民
平日はなかなか写真を撮る時間が無いので、週末までお待ちを。
禄太郎
ありがとござる,です。楽しみです。
時間があるときで結構なので,よろしく。