本田雅一の「週刊モバイル通信」:弱気から強気へ転じた任天堂の次世代ゲーム機論
単にグラフィック性能を上げるのではなく、新しい遊びを提供することがゲーム機の本質だと話す任天堂の言葉には、それなりの説得力がある。しかし、完全に賛成できるわけではない。
かつて初代PSがスーパーファミコンの牙城に攻め入った時、ソニーが成功した理由のひとつに18歳以上の大人をゲームの世界に引き込み、ゲーム機=オモチャのイメージを変えた。PS2ではその傾向はさらに強まっている。
18歳以上の大人がゲームに魅力を感じ始めた理由が、グラフィックやエンターテイメント性の違いなのだとしたら、盤石の体制を作っていた任天堂が破れた歴史は繰り返すかもしれない。現世代の携帯ゲームは、まだ完全には18歳以上のためのエンターテイメントにはなっていないからだ。
自分はゲームをしないので、単純にテクノロジーや企業戦略の面で考えますが、任天堂はかつてコンソール・ゲーム機の金城湯地をPSに奪われた経験の二の舞になりそうな気がします。
だって、GameBoyって大人が持ち歩くのに少なからず抵抗がありますよね。 小学校低学年のおもちゃでしょ?って感じ。 通勤電車の中で遊んでたら、自分の子供ので遊んでいるのかと思われそうだし。
今の任天堂トップの発言が、PS発売直前の山内社長の発言とダブってしまうのは私だけ?
「馬力だけで物事が決まる時代は終わった」なんて聞こえはいいけど、それに代わる新しさが「ダブルスクリーンとタッチパッド」では、単なる負け惜しみにしか聞こえないね。