ITmedia エンタープライズ:FreeBSD――ひそかに成長を続けるオープンソースプロジェクト
さらにクアント氏によると、現在、基幹業務のサポートという点では、FreeBSDはLinuxのレベルに及ばないという。「1990年代末のLinuxをめぐるコミュニティの活動、そしてシステムベンダーおよび大手独立ソフトウェアベンダーによるサポートがLinuxの重要な強化を促進した。対称型マルチプロセッシング(SMP)、仮想メモリや非同期I/O、ネイティブPOSIXスレッドライブラリといった機能の強化ならびにそのほかの機能、そして多数のベンダーによるLinuxのサポートのせいで、FreeBSDは基幹業務の処理用として選択されるチャンスが少なくなった」(同氏)
Linuxのカーネル2.4が出た辺りから、FreeBSDはちょっと差をつけられてしまいましたね。 同時期に、IBMがLinuxにコミットしはじめたのも大きかった。 それがSCOとの訴訟につながっているんですけどね。
対するFreeBSDは、3.xでSMP対応を図ったもののうまくいかず、5.xでようやく使えるかなといったところ。 基幹業務は厳しいね。 グリッド対応の話も聞かないし。
でも自宅サーバーで使うには、本当に使いやすいOSなんですけどね。