清水 隆夫の「Good Job !」:1490฿(บาท)のWindows XP
実際、バンコクの秋葉原と言われる、パンティップ・プラザへ行くと、Windows 2000やWindows XPのコピー品が、アンダーグラウンドで取引されていた。多くは英語版であるが、Windows XPなどは、アクティベーション機能を回避するようなパッチが当てられており、価格は๑๐๐฿(บาท=約๓๐๐円)程度で売買されている。無論、筆者は購入してはいないが、タイ人の知人は、これを購入して使用していると言っていた。
これに対して、今回マイクロソフトが投入するのは、「Windows XP Starter Edition」と呼ばれ、機能を限定したWindows XP Homeがベースになっているようで、IEとOE、Media Player等は装備されているようだ。価格も、1490฿(バーツ:日本円で4500円以下)と、Windows XP Homeに比べると、激安で売られるらしい。
輸入邦楽CDを規制する著作権法改正のニュースがありましたが、その中で「音楽CDの値段は、現地の物価に合わせて決められている」とありました。 日本の10分の1の値段で売られているからこそ、市販のCDを日本に持ってきても十分ペイできるわけですね。
ソフトウェアの場合はどうなんでしょうね? 金銭感覚や価値観は、単純な物価スライドとは一致しませんが、その国の人が納得できる価格設定をしない限り、違法コピーはなくならないように思います。