やっぱり見えないFeliCaのビジネスモデル

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ITmediaモバイル:やっぱり見えないFeliCaのビジネスモデル

iモードFeliCa発表時に話されたのは、おサイフケータイという生活に密着したサービスを提供することで、解約を減らす狙いがあるということだ(6月16日の記事参照)。「解約する人をどうやって引き留めるかが重要」(マルチメディア&サービス本部 マルチメディアサービス部長の夏野剛氏)。
 
長期的には、携帯向けFeliCaのライセンス料が収入となることも話された。しかし、コンテンツサービスの普及がパケット利用量の増大に結びつき、データ通信収入が増加する──というiモードの美しいモデルとは比べるべくもない。
 
解約率の低下を狙うあたり、収益拡大という観点で見れば、かなり後ろ向きな印象も受ける。

うん。 でもね、やっぱり定期券と携帯が一緒になってくれたら、便利なことは確かだよ。

自分も最初はその利便性がわからなかったのだけど。 電車通勤をするようになって、駅に迎えに来る嫁と連絡を取るための片手で携帯を持ち、もう片方の手に定期券を持って改札を通るとき、「携帯がSuicaなら、両手がふさがることはないんだよな」と思いましたもの。
同じく、JR駅構内のコンビニで飲み物を買ったりする時も同じ。

ドコモとしてイタいのは、FeliCa携帯でSuicaが使えるのが2005年度後半とまだまだ先だということ。 auもFeliCaを搭載するとアナウンスしてますし、Suicaサービス開始時には横並びになるかも。 せっせとお金使って啓蒙してますが、ドコモの得(先行者利益)にはならないような。