三菱リコール問題を一気読み

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 レスポンス | 三菱リコール問題を一気読み

メディアの三菱バッシングもとどまるところを知らない。最近では、三菱製乗用車やトラック・バスの車両火災報道が相次ぎ、「燃えているのは当社製のクルマばかりではないのだが…」と両社を困惑させている。連日、新聞の社会面を飾っているせいで、一般の人たちにも「三菱車は危ない」という風潮が形成されつつある。

昨日、書店で「三菱車は、本当にXか」というムックを読みました。 自動車雑誌にとって大切なスポンサーである、自動車メーカーの不祥事をテーマにしていて、珍しい本です。
ただ内容は、事実関係の上っ面の羅列と、自動車ジャーナリストの寄稿だけで、見るべきものはほとんどなかったです。 立ち読みで十分かと。

その中で、トラックの過積載について書いていた人がいたので、一言。

トラックの過積載の問題は、先日あった東海北陸自動車道での正面衝突事故のように、業界で恒常的に行われており、ハブの亀裂もそういう要因が関係した可能性は否定できないです。 でも同じ状況で、他社メーカーではハブの亀裂は発生していません。
重要保安部品は、十分な安全率を見込んで設計するのが当然で、許容積載荷重を超えたら壊れて当たり前、と単純に言えるものではありません。 そもそも壊れたハブは強度試験すらしていなかったのですから、設計目標に達していたかも三菱は把握していませんでした。
そんな状況では「過積載のせい」なんて、口が裂けても言えませんね。

個人的な予想ですが、三菱ふそうは騒動がひと段落したら、社名を変えると思います。 ”ダイムラー・ベンツ・バス・トラック株式会社”とか。 三菱自動車は、国内と北米の落ち込みは激しいですが、その他の地域の海外販売は堅調なので、一年くらいは持つのではないでしょうか。
でも、その間に国内販売網は半分くらいの店は閉まっているでしょうね。 そして2年後には解散、営業譲渡、分割売却のいずれかになっているような気がします。