スポーツナビ | 日々是亜洲杯2004 ホスト国の人々への伝言(8月7日@北京、曇り)
終わってみれば、文句なしの日本の勝利。確かに勝ったことはうれしいが、それ以上にそう快だったのが、これまで日本へのブーイングのたびにニヤニヤしていた中国の記者が、隣で机をたたいて悔しがっていたことだ。そう、どうせ私は器の小さい人間である。
自分は玉田の3点目が決まったあと、スタンドの観衆が帰り始めたのを観た時が一番嬉しかったですね。 彼らの「”負け”を認めたくない」気持ちが見えて。 私も器が小さいので。
続き。
例えば今日の試合に関しても、まったく交代選手を使わなかったことは、私にとっては大いに疑問であった。ゲーム終盤、日本の中盤は前線のサポートに回るだけの体力が消耗し、結果として何度もカウンターを食らう場面が見られた。2-1のスコアで残り時間が10分という状況であれば、幾らでも有効なカードの切り方があったのではないか。
うん、それは自分も思った。 三都主とか結構抜かれていたし、代えてもいいんじゃないかなぁと。 でも、リズムや集中力が途切れるのが怖いという考え方もあるから難しいね。
さもありなん、と私は思った。確かに重慶でのブーイングにもゲンナリしたが、今日の北京の観客は、それに輪をかけて劣悪なものであったと言わざるを得ない。たとえそれが、自国の国家代表の試合であったとしても、である。
ロスタイムに突入した直後、スタンドからはうちわやチアホーンなど、さまざまなものがピッチに投げ込まれていた。試合後も、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた川口がスクリーンに登場すると、非常に下品なブーイングが飛んでいた。そして、授賞式で日本代表がトロフィーを掲げた瞬間には、大半の観客が客席にはいなかった
中国人は個人個人は逞しくて強いのに、集団になると烏合の衆になってしまうような気がします。 文化大革命のように。 どちらかというと、朝鮮の人は逆ですね。