『男は女のどこを見るべきか』

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

帰省から戻ってきました。
空港の書店で、暇つぶしに読む本を探していたら、目に留まったのがこの本です。 読み易いので、3時間くらいで読みきってしまいました。
女性と男性の違いについては、『話を聞かない男、地図が読めない女』などを読んである程度分かっているつもりでしたが、女性特有の行動パターンについてこれほど言語化して書かれた本は初めて読みました。

男は女のどこを見るべきか
岩月 謙司
筑摩書房 (2004/09/07)
売り上げランキング: 130
通常24時間以内に発送します。
おすすめ度の平均: 5
5 読んでいて興奮しました
5 女性も知らない女性の秘密が書いてある本!

村上龍は『すべての男は消耗品である』の「かわいい女とかわいくない女」で次のように書いています。

かわいい女は浅知恵でものをいわない。 そして浅知恵でものをいうのは、ダメな父親の娘なのだ。 だめな父親とは、どんな父親か?
かわいい女だなと思う女は、よく父親の話をする。
「あのさあ、ひどいの、モテたからね、よくおかあさんが泣いてたわよ、お酒も飲むし、車とかも派手なものが好きでさ、浮気もいっぱいしたみたいね。でも、あたしにはね、すごく優しかったの」

この本を読んだのはもう17年も前ですが、この一節はとても印象に残っていました。 イマイチ理解できなかったからです。 その謎が解けたように思います。

『すべての~』では他にも、「曖昧でない男女関係など、火星に行っても心中の途中でも、ありはしない」という章が、なかなか深いことが書かれています。 古本屋で見つけたら読んでみてください。