ITmedia ライフスタイル:BD対HD DVD戦争に着地点はない?
BDもHD DVDも、ROMメディアがそのまま出てくるようであれば、結局そのツケはユーザーが払うことになる。もうこんなことを今さら書くのもアホらしいのだが、われわれが見たいのはメディアではなく、コンテンツなのだ。このままでは見たい映画ごとに違う種類のメディアを買うハメになる。だが再生するのは、おそらく1台のコンパチブルプレーヤーだ。単に流通メディアが分かれているだけ、という事実は、ユーザー不在以外の何ものでもない。
この問題はになると、マスメディアの報道は必ず「規格が分裂することで、ユーザーの利便性が失われます」とかの”決まり文句”を言うんだけど、もう「ベータ vs VHS」は忘れた方がいいと思うよ。
結局は「何でもありあり」のコンパチブルプレーヤーで、どのパッケージも見れるようになるんだからさ。 確かにその分コストアップにはなるけれど、最終的には数百円レベルの上乗せに収まるだろうし。
それと、HDTV対応メディアとVODの関係だけど、HDTVコンテンツを流すにはFTTHが必要だけど、ADSLからFTTHへの移行は、ADSLの普及ほどには進まないんじゃないかなと、最近は思います。 そうすると、衛星/地上波デジタル放送か、パッケージメディアしかないわけで、やはりHDTV対応メディアというのが必要になるのかなと。