“IBM ThinkPad”に残された5年の意味

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本田雅一の「週刊モバイル通信」:“IBM ThinkPad”に残された5年の意味

ThinkPadの開発に関しても、大和事業所だけで600人が新会社に移籍する。開発組織にも変更はなく労働条件も同じになるという。研究開発の手は緩めず製品の価値は維持し、製造コストのカットを中国の労働力を用いて達成するというシナリオだ。

HDD事業を日立に売却した時に、移籍する従業員が日本IBMを相手取って訴訟を起こしていましたが、その後どうなったのでしょうか。
「天下のIBM」に就職したはずなのに、聞いたこともないような中国企業に売られてしまったというのでは、従業員のモチベーションが下がったりしないのかな? 外資系企業に勤める人は、会社と自分のキャリアの線引きがハッキリしてるから、そんなこと気にする人は少ないのかもしれませんね。

続き。

それが来年、PCの技術トレンドの変化に応じて大手術を受け、過去をバッサリと捨てて新しいThinkPadの土台を作るというのだから、相当に高い意欲で開発が続いているに違いない。少なくとも18カ月間、製品計画に変更は加えられないとの言葉を信じるならば、5年ぶりのプラットフォームチェンジは実行へと移されるだろう。それは紛れもなく、今までのThinkPadシリーズと同じ日本IBM大和事業所の開発した製品となる。

T42pをスキップしたのは、T41pとあまり変わり映えしなかったからなのですが、来年のThinkPadは期待できるかな。