fRagments:iPod shuffleとMac mini
PC以外の世界に目を向ければ、エントリー層=一般コンシューマーの方が、デザインとユーザビリティに対する感度と要求が高い。特に市場と文化が成熟すると、スペックよりもデザインとユーザビリティの重要度が上がる。これは最近の自動車市場や時計市場を見ればわかるだろう。
そうかもね。 ROLEXとベンツの購入層はかなり重なりそうな気がする。 フェラーリ乗ってる奴は、BVLGARIとかはめてそう。 日本車はG-SHOCKとイメージがだぶるね。
でもさ。
いったい何が欠けていたのか。
それがデザインとユーザビリティにおける洗練と多様性であり、時として合理性に反する「文化的側面」だ。これが失われたことが、PC市場がつまらなくなってしまった最大の要因である。
PCの停滞を、全てWintelによる水平分業に帰するのは、フェアじゃないと思うな。 現在のWindows PCは、オフィスの生産性を上げることに目的に進化してきたのであって、スチールの事務机が「つまらない」のと同じで当たり前のことじゃない?
Intelは、明瞭にメニイコアが現在のアプリケーションのためのアーキテクチャではないと言っている。では、どんなアプリケーションを予想しているのだろう。Intelは、マルチ/メニイコア時代にターゲットとするアプリケーション分野を「RMS」と呼んでいる。RMSは「Recognition」「Mining」「Synthesis」のイニシャルを取ったもので、認識・マイニング(分析&抽出)・合成、ということになる。
PCが質的に変化する為には、今の100倍以上のコンピューティングパワーが必要なのだと思います。 それまでは踊場状態が続くと思います。 そして、デスクトップにそれだけのパワーもたらせることができるのは、Intelだけでしょう。 その頃にはIBMは、PowerPC事業を中国企業に売却してそうな気がする。 (^^;
Appleの場合、ハードウェアとソフトウェアの両方を自社で開発しているため、ハードウェアの特徴を活かすソフトウェアをOSに統合して組み込む事が容易にできる。Macだけの閉じた世界にはデメリットももちろんあるが、統合度の向上という意味では圧倒的に有利。ジョブズ氏がMac miniで将来何をやろうとしているのかはわからないが、単に小さいMacというだけでなく、安価なモジュラー型という商品の特徴を生かせるアイディアをソフトウェアで実装できれば、面白い製品へと成長するかもしれない。
家電ならともかくPCでは、クローズドOSや、クローズドH/Wの世界に戻りたいとは思いません。 AppleのRealに対する対応を見れば、MSと”同じ穴のむじな”だと思います。
Appleはバックヤード・ビルダーとして生まれましたが、今やVWやAUDIのような存在です。 自分はキット・カーを作って楽しんでいたいです。