ITmediaニュース:「HPのプリンタカートリッジに秘密の期限切れ設定」とユーザーが訴え
HPのインクカートリッジに使われているチップ技術では、インクが少なくなると感知してユーザーに取り替えるようアドバイスする。しかし今回の訴訟では、あらかじめ決められた日になるとインクが空かどうかに関係なく、これらチップがカートリッジを停止させてしまうと訴えている。
「このスマートチップは、インクがまだあるのに切れたと認識させ、消費者には明かされていない期限を内蔵してカートリッジを使えなくするという二重の機能を備えている」と訴訟では主張している。
自分が職場のCAD担当者だった頃、HPのDesignJet 1050Cという大判インクジェットプロッタを導入しました。 その前まで使っていたDesignJet750Cは、インクタンクとプリントヘッドが一体のカートリッジでしたが、DJ1050Cは別体でした。 このプリントヘッドが曲者で、インク使用量をチップに記録しており、ある使用量に達すると寿命か否かに関係なくヘッド交換のメッセージが出て、交換しないと使えなくなります。
仕方なく備品で4色分のヘッドを常に用意するのですが、期限内(製造日から何ヶ月か)に使い始めないと保障が切れるという但し書きが。
当時はHPが市場シェアの過半数を占めていたのですが、あれはなかなかいい商売だったでしょうね。