Novell社内のLinuxデスクトップへの移行がなぜ画期的なのか

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ITmedia エンタープライズ:Novell社内のLinuxデスクトップへの移行がなぜ画期的なのか

移行作業が始まったのは去年の夏だ。実のところ、去年から始まったのは第一段階で、Microsoft OfficeからOpenOffice.org(OOo)に移行することがテーマだった。この第一段階についてアンダーソン氏は大胆な目標を設定した。90%のMS Officeユーザーを3カ月でOOoに移行しようと考えたのである。この目標はほぼ達成され、この期間に85%の移行が完了した。また、移行できない人々から得た知見がOOo開発者にフィードバックされ、より困難な障害を取り除くための取り組みが始まった(注:未確認情報だが、その後、NovellはOOo開発者を何人か雇用したらしい)。

たとえば、3D-CADなどの基幹業務ソフトウェアでは、開発元と提携して足りない機能の実装をお願いするなど、フィードバックが重要になります。

デスクトップLinuxによるWindowsの代替も、足りない機能を嘆くだけでなく、開発者へフィードバックしていくことが重要です。 でも個人ユーザーの対応には限度があるわけで、企業の情報システム部門がそういう動きをしてくれると、好循環の歯車が回り始めるのでしょう。 もちろん、NovellやIBM、SunなどのデスクトップLinux(Solaris)の推進企業は、自らドッグフードを食べるべき。