ホンダ、CO2排出量を大幅削減・産業界目標の3.5倍

NIKKEI NET:ホンダ、CO2排出量を大幅削減・産業界目標の3.5倍

ホンダは国内の生産活動による二酸化炭素(CO2)排出量を2010年度に1990年度比で30%減らす方針を決めた。温暖化ガス削減を促す京都議定書に基づき、政府がこのほど決めた産業界の削減目標の3.5倍に当たる。同社は生産工程の集約や環境負荷の小さい天然ガスへの燃料転換を進めて省エネと生産効率化を両立させ、競争力向上につなげる。

考え方を変えれば、エネルギー効率を上げればCO2も減ってコストも削減できるわけで、自社の競争力を強化できるということでしょう。

自動車の生産ラインって、1分に満たない時間で1台ずつラインオフしてきます。 ラインが2本あれば、30秒で1台ですね。 そのクルマの材料は、すべて工場の外から持ち込む訳だから、部品やら鉄板やらを載せたトラックが、ひっきりなしに工場に出入りすることになります。

さらに、放っておいたらどんどんクルマが溜まるので、出来た端から運搬用のトラックに載せて出荷しないといけません。 6台載るとして、3分に一台のトラックが出入りすることになります。 そう考えるとスゴイよね。 というか、工場周辺の住民は大変だろうと思う(たいがい先に工場があって、あとから住宅が建ってるんだけど)。 従業員の通勤車両もあるしね。

物流は一つの例ですが、クルマは生産にかかるエネルギーも大きいので、こういう取り組みは必然だと思います。