F1世界選手権第4戦サンマリノGPに関するFIA裁定についてのご報告

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Honda | F1世界選手権第4戦サンマリノGPに関するFIA裁定についてのご報告

4月24日のサンマリノGP終了後の車検で、ジェンソン・バトン選手の車両が通常通り残った燃料を積んだままの状態で車重検査を受けました。その時は、ドライバーを含む車両の総重量が最低重量の600kgを上回っておりましたが、バトン選手のマシンのみ、全て(メインタンク、コレクター、アキュムレーター等の燃料系)の燃料を抜いた状態で再度重量検査を行なった結果、車両総重量が600 kgを下回っていました。
F1の規則では、「レース期間中常に600 kgを下回ってはならない」としていますが、車両最低重量に関し、燃料について言及はありません。

正確な車両重量の測定をやろうと思ったら、乾燥重量(全てのフルード類を抜いた状態)で検査すべきですが、それは大変なので「常に600kg以上よ」というルールにしたんじゃないの?
これまでレース後の車検で、燃料を完全に抜いての重量検査が行われていなかったこと自体が、レギュレーションの解釈を表していると思うんですが。

F1Racing.jp 2005:BARホンダに対するさらなるペナルティの可能性!?

ホンダのスポークスマンは、「我々は彼らに対して、ルールを破っていないという証拠を提出した」と、主張している。
 
これに対してFIAとマックス モズレーは素早く反応し、BARホンダの攻撃的な行動に対して調査を行なうことを明らかにする声明を発表した。
 
その声明には、「どのようなスポーツにおいても、運営組織を攻撃するような行為に対してはさらなる処分が与えられるものだということを理解するべきである」と、記されていた。

言論の自由も何も関係ないようです。 このインターネット時代に、密室での専制主義的な意思決定が横行するF1業界は、あまりにも異常というほかありません。 ジャン・マリー・バレストルの時代から変わってないですね。

でも、本田宗一郎が生きてたら、どういうリアクションを取っただろうと思わなくもないですが、あまりFIAに反抗してると完全に追放されちゃうかもしれないので、しばらくは従順な態度を取っておいた方がいいんじゃないかと心配してしまいます。