速度取締り機がもたらす新たなリスク

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自動速度取締り機に対応するために,ドライバは「カメラに撮影される速度をわずかに下回る速度で走る」という露骨な戦略を採用している。おそらくオート・クルーズ機能を使っているだろう。そのため,高速道路では,さまざまな速度の車が適切な車間距離をあけて走るのではなく,同程度の高速で走る車が密集して数珠つなぎの集団を作るようになった。これは,数珠つなぎで走行しているドライバと制限速度を守っているドライバに思いがけない危険をもたらす。
結果的に,平均速度は下がらずに上がってしまった。

日本でもありますね。 高速を走ってて、なんか前が詰まったなと思ったらオービスがあって、みんな100km/hで走ってるの。 で、過ぎたらまた加速という。

でも、じゃあクルマ自体にスピードリミッターを導入すればいいかというと、そうでもない。 トラックに90km/hリミッターを導入したら、トラックはおとなしく走行車線を走るかと思いきや、トラック同士で追い越そうとして追い越し車線を並走するんですよね。 でも速度差が数km/hだから、追い越しに数十秒も掛かっちゃう。 あれは危ないし、流れの障害になってる。
早く目的地に着きたいというドライバーの欲求を抑えるのは難しいね。