米アップル、インテル製品採用発表へ

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NIKKEI NET:米アップル、インテル製品採用発表へ

インテルは、圧倒的な市場占有率を誇るマイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」で作動するパソコン向けにMPUを供給。アップルはこれまで、IBMなどと共同開発したMPUを使用してきたが、インテル製品の採用により価格、性能の両面で競争力向上が図れると判断した、としている。

単なるブラフかと思ってたら、本当にやるんだね。
(ちょっと改定)

でもよく考えたら、今やMac向けにアプリケーションを発売しているのは、Apple自身とAdobeとMicrosoft、あとはQuarkくらいのもんか。 アプリケーションについていえば、MacはもうPocketPCなどのPDAと同じようなもんだ。 バイナリが変更になっても、全然問題ないわな。

デバイスドライバに関しても、ATIとWACOMが対応してくれればそれで済んじゃうし。 対応ハードウェアが少ないって素晴らしい!(笑) たぶんIAに移植するのはOS Xだけで、Classic環境は移植しないんだろうね。 これでようやく過去の呪縛とオサラバできる訳だ。

IBMがXBOX360つながりで、Windows xpをPowerに移植するように働きかけているという記事があったけど、まずムリだもんね。 Microsoftはイジワルしないで、IA版のOfficeを発売してくれるのかな?

IBMがモバイル用に特化したPowerPCを作ってくれなかったから、IAへ移行せざるをえなかったという説もある。 確かにその通りだろう。 でももう忘れ去られているかもしれないが、PowerPCにはもう一社ソースがある。 Freescale Semiconductor(旧Motorolaの半導体部門)だ。 G4の時代、AltiVecを巡ってIBMとMotorolaが対立したとき、AppleはMotorolaを選んだ。 もし、モバイル版G5が必要なのだとしたら、Freescaleにも頼めるだろう。 というか、多分頼んで断られたんだろう。

64bitとかメニーコアについては、移行の理由にはならないだろう。 どちらもむしろ、IntelよりもIBMの方が進んでいる。 CellのテクノロジーがAppleにライセンスされたら面白いが、FairPlayをSONYに開放するくらいしないと無理だろうし。

Windowsとのデュアルブート機を期待する向きもあるけど、IAの採用が即「IBM PC互換機」を意味する訳ではないことは、NEC PC-9801でもわかる通り。 おそらくAppleは「IBM PC互換機」と似て非なる物を作るだろう。 でないとみんなDELLのハードにOS Xを入れるから(笑)。 というのは冗談としても、デュアルブート可能だと、Windowsでサポートしているデバイス全てを、OS Xでサポートしなくちゃならないからね。 自分の手の届く範囲に収めるには、箱庭を作るしかないのよ。