ウォークマンの復権はSonic Stageがカギ

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本田雅一の「週刊モバイル通信」:ウォークマンの復権はSonic Stageがカギ

以前のSonicStageはアルバム単位でCDを丸ごとコピーして利用するMDの典型的な使われ方を前提にユーザーインターフェイスや機能が設計されていた。昨年発売された「WM-HD1」は、そのビヘイビアをそのままHDDにしただけ、という製品だ。
 
しかしせいぜい100曲程度ならばともかく、数千の曲を管理するのに、アルバム単位が基本では使いにくい。ライブラリとして蓄積した(自分でも忘れてしまっていたような)曲を気分に応じて取り出して試したり、そのときの気分に合わせて取り出してこんな曲があるよと提示して欲しい。

こういう話は、iPod(iTunes)信奉者からよく聞くんですが、本当にそうかな?
自分は既にSonicStageに300枚以上リッピングさせています。 曲数で言えば3000曲以上になるでしょう。 でもアルバム単位での管理に、問題を感じたことはありません。

ハッキリ言って、アルバムに含まれている曲にはつまらない曲もあるし、ライブCDだってあるし、ブリッジみたいなトラックもある。 そういう曲をピックアップされても困らないか?
聴きたい曲があるから、プレーヤーを起動するんだよ。 「今の気分に合わせて選曲してほしい」なんて思考停止してどうするよ? シャッフルとかしてもらうくらいなら、自分ならラジオか有線でも聴くね。

SonicStage 3.1の方はと言えば、確かに改善はされているが、CDからのリッピング速度が遅い(iTunesの少なくとも2~3倍の時間がかかる)

自分もMP3のビットレート比較の為にiTunes4.7を使ってみましたが、少なくともMP3へのエンコードについては、SonicStage3.1の方が「2~3倍の時間がかかる」などということはありません。 むしろiTunesのMP3デコーダーは、音質がイマイチのような気がします。