ハカセと女性

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理系白書ブログ:メディアの中の女性

テレビの科学番組も、おおかたの場合、ナビゲーターは若くてかわいい女性で、「あたし、科学のこと何にも知りません、ハカセ、教えてください!」みたいな導入が多い。
で、なぜか必ず「女っぽい」格好をしている。
そのときのハカセは必ず男性で、白衣を着ていて、「はい、わかりました、じゃああなたを科学の世界にご案内しましょう」とか言う。
 
まったく女性が登場しないのもどうかと思うが、最初から「教える方」「教えられる方」と役割を決めて描くのは時々、逆に害になるんじゃないだろうか。

それはやっぱり、そういう科学番組を見たがる人は、圧倒的に男性が多いからではないでしょうか。

一般的には、女性よりも男性の方が科学的知識が豊富な傾向があるので、「ハカセ」が男性なのはそれほど不自然とは思いません。 逆だと男性視聴者の反感を買う恐れもありますし。
子供に対する悪影響、も考えられなくはないですが、それが原因で科学者を志す女性が減るというほどでもないでしょう。

とまあ、重箱の隅をつつきたい訳ではなく、それはエントリーを上げる口実だったりします。

我が家では毎日新聞を購読しているのですが、密かな楽しみは元村有希子記者のコラムだったりします(1番の楽しみは「毎日かあさん」ですけどね)。 とてもきれいで味わい深い文章を書く方です。
blogを発見したのはつい先日ですが、コラムの文章とはまた違って、こちらも面白いです。

コラムの写真を拝見して、「こんな若くてかわいい記者もいるんだな」と思っていたのですが、もしかすると同学年かも!?