今週に入って色々と弄ったので、現時点での我が家のオーディオの音を評価してみたいと思います。
といっても、あくまで自分にとって気持ちのいい音かどうか、ということだけなんだけど。
この週末、J-Pop、Rock、R&B、女性ボーカル、Jazz、Classic、World Musicなど、いろんなジャンルの曲を聴いてみたけど、どれもそつなくこなす感じ。 優等生だね。 これはS-77Twin SDの性格なんだろうな。
NS-1000Mは、好不調というか得手不得手が激しくて、ツボにはまると鳥肌が立つような音だったけど、外すと聴くに堪えないこともあった。 求道者のように向き合うんじゃなくて、日々の生活の中で音楽を楽しめるような、音になっていると思う。 聴き疲れしないというか。 当時全盛だった3Wayブックシェルフ・スピーカーに対するアンチテーゼとして、そういう方向性をもって開発されたんだろうと思います。
とはいえ、単なる楽チンBGMスピーカーではなく、セッティングや組み合わせる機器にはとても敏感。 ウチに届いて初めて音を出した時は、壊れているんじゃないかと思うほど酷い音だったし。 ポテンシャルは高いから、いろいろやりがいがある。
ベリリウム・ツイーターの超高域に未練を感じつつも、今はS-77Twin SDを買ってよかったなと思います。
スピーカーの話が長くなったけど、D/AコンバータのDI/Oも重要。 中身が一ヶ月前とはずいぶん変わってしまったけれど、音のグレードも全く変わったと思います。
今週オペアンプをOP467GPに換えて、また一段と良くなったように思います。 最初はちょっと眠そうな音だったんですが、iTunesで音楽を流しっぱなしにしてエージングした結果、繊細さと迫力を兼ね備えた音になりました。 LN837Mも力強さがあって、それだけ聴いていれば悪くないんですが、もう元に戻そうとは思いません。
音質に影響が大だったという点では、DSIXも特筆すべき効果がありました。 高級DACならなくても大丈夫なんでしょうが、DI/Oには必需品といってもいいかもしれません。
電源トランスは、正直言ってあまり違いが分かりませんでした。 でも、一次/二次側ケーブルがしょぼいままなので、そのうちちゃんとしたやつに交換してやりたいと思います。
アンプのVA100 Evo.は、控えめに自分の仕事をこなしている、という感じですね。 これを低音がゴリゴリ出る重量級アンプとかに交換したら、どんな風になるのかと思わなくもないです。
というのも、片側2発で面積を稼いでいるとはいえ、大口径ウーファーの迫力には敵わないと感じているので。 それがスピーカーの限界なのか、アンプのドライブ能力なのか、見極めてみたい欲求にかられるのです。
とはいえ、我が家のシステムはVA100が残っていたからこそ再生したのであって、これを外すことはないでしょう。
という訳で、現状では75点くらいはあげてもいいかなと思います。 ”優”とまではいかないけど、”良”はつけてあげられるかなと。
今後の目標は、今の良さを失わずに「鳥肌が立つ音」にどこまで近づけるか、ですね。
やりたい事は、専用200V電源の導入などまだまだありますが、まずなんとかしたいのは隣に置いてあるデスクトップPCの冷却ファンの騒音です。
PCを2Fなどへ持っていくのが、電源ノイズ的にも一番いいのですが、現状では難しいところです。
なんとかいい方法を考えたいと思います。