松下、竹繊維のみを使ったスピーカーユニット

松下、竹繊維のみを使ったスピーカーユニット

最大の特徴は、業界で初めて竹の繊維のみで振動板を形成したこと。竹繊維は軽くて強く、アルミ合金にも匹敵する剛性を持っているため振動板材料として注目されていた。しかし、パルプ化する際に有用物質が溶け出してしまい、繊維同士の結合力も不十分になるため、添加剤程度にしか使われなかった。
 
しかし、「物理機械的方法」を用いることで、竹の素材構成比を大きく損なうことなく高品位な竹繊維を得ることに成功。この繊維をさらに微細化することで、軽くて剛性が高く、適度な内部損失を持つ振動板が完成。材料の音速も2,380m/sを実現しており、同社従来比率25%向上しているという。
 
音質面の特徴として同社は「高級木材パルプ振動板を上回る、ナチュラルで広い周波数帯域での高音質再生が実現できた」と説明している。

「スピーカーユニットとしてではなく、ユニットのみの供給」というのもすごいな。 松下も15年前は高級スピーカーとか出していたんだけどね。
ともあれ、一度聴いてみたいもんです。