ソニーはαブランドの立ち上げ時に専用ページを設けてアンケートを行ない、その中に自由記入欄を設けたという。すると、この手の企画でかつてなかったほど、αユーザーからの大量の書き込みが寄せられたそうだ。「αを復活させてくれてありがとう」といった激励の内容が多く、関係者も改めて気が引き締まる思いだという。
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また、スタッフにはコニカミノルタから移籍した人員も見られ、αユーザーの細かい質問や要望に対し、スムーズに答える姿が印象的だった。
ここ数年、叩かれることの多かった(?)SONYですが、ユーザーも喜んでいるようでよかったですね。
普通じゃ手に入らないような”遺産”を受け継いだのですから、がんばってほしいと思います。
しかし、インタビューを通して、旧コニカミノルタで開発を行なってきた藤野氏と中山氏は、実に明快に、そして無理なく“今までと変わらない。気持ちよくやりたいことができている”と話した。その言葉に偽りはまったく感じられない。
加えてもうひとつ感じられたのが、事業資産を受け入れたソニー側の技術者が、コニカミノルタの技術やノウハウを素直に評価し、謙虚に受け入れていることである。
お互いにリスペクトすることがまず大切ですよね。 その上で切磋琢磨すると。
いずれサイバーショットにもいい影響が出てくるかも。
--その場合、ユーザーが期待する通りに被写体のディテールを引き出せればいいのですが、1枚のRGB画像で表現できる明暗差は限られています。絵全体のコントラストが思ったよりも低くなるなどの問題は出ないのでしょうか?
「まずノーマルの処理ですが、コニカ時代から銀塩プリントにおいてガンマの期待値に関する蓄積データが膨大にあり、非常に高い精度で期待する動作になっていると思います。アドバンスに関しても、同様にさまざまなパターンでの最適な露出を研究してきた成果を引き出せました。もちろん、すべてのユーザーに対して、あらゆる撮影方法にマッチさせることはできませんが、エントリークラスのユーザーが何も考えずにシャッターを切った時、よりよい結果を出すという面では良いと考えています。逆光で被写体を捉え、シルエットを黒くつぶしたい時にどうなるのか? といった話もありますが、まずは撮影して、その結果を見てください」。
Dレンジオプティマイザーってのは、エプソンがCMでやってる逆光補正を、撮影時にリアルタイムで自動で掛けるってことなんかな?
こういうのって、ミニラボメーカーでもあったコニカの蓄積は大きいんだね。