ITmedia エンタープライズ:魅力的で住みたい市とそうでない市は何が違う?
次に、「住んでみたい(居住意欲)市」を見てみると、「住んだ経験があるが住みたいという意欲が比較的少ない」というのが大阪市、名古屋市、川崎市。一方、居住経験はないが意欲はあるというのが鎌倉市、那覇市、沖縄市、函館市、仙台市、小樽市。経験もあり、意欲もあるというのが、横浜市、神戸市、京都市、札幌市、福岡市となっている。そのほかの市の半数以上は、居住経験と居住意欲についていずれもあまり明確なポジショニングができていない。
この居住意欲はどのような要因に影響されているかを見ると、「あこがれる」「安心できる」「都会的である」「センスがいい」「親しみやすい」――などだ。魅力度では「情緒がある」、「ほかにない魅力がある」などが上位に来ているが、反面「あこがれる」は高くない。つまり、「居住意欲」と「魅力度」は必ずしも一致しないことを意味している。
そりゃそうだろう。 日高市なんて、日本人の95%は聞いた事もどこにあるかも知らないだろう(北海道ではありません)。 同じ県の市だって、半分以上は知らないはずだ。 いきおい、「テレビで見たことのある市」が回答になっちゃうよね。
各種の指標を元にした格付けはこれまでもあったし、一定の評価を与えられるけど、「住んでみたい市」のアンケートは意味がないね。