下期はトヨタが収穫期、ホンダは供給頭打ち

ロイター - インタビュー:下期はトヨタが収穫期、ホンダは供給頭打ち=JPモルガン

――トヨタ、ホンダの好調は続くか。
 「トヨタは、数量増が際立つ。北米で上半期に前年比15%増だった。9月には同2割増で、唯一の勝ち組といえる。先行投資が一巡して、負荷も軽くなってきた。カローラやレクサスLSの投入など製品(切り替え)の循環が好転してきている」
「ホンダは、国内販売の不振が目立つが、為替メリットがあるので悪くない。ただし、トヨタほどの伸びは見せそうにない。供給がひっ迫して、販売の伸びが頭打ちになってきたからだ。下期になると前年同期比で(の伸びが)さらに難しくなる。370万台の生産能力を(10年までに)450万台にする目標を掲げているが、そのためには、売るための車両の開発費やディーラー網の整備などの費用がかかるため、利益を圧迫する。計画中の工場が稼動する07年後半から08年ぐらいには、こうした状況は解消されるだろう」
 
 ――日産の下期回復シナリオをどう見るか。
 「(主力セダンの)アルティマやセントラ、インフィニティG35(日本名スカイライン)と(主力車種の発売サイクルが)たまたま下期に集中する。良くなるのは当たり前。ただし、日産にとってアメリカ以外に成長市場がない。この先、成長するかどうかは疑問だ」

なるほどー。 勉強になるなぁ。 とはいえ、アナリストの分析なんて神社のおみくじ程度も当たらないんだけどね。