フジサンケイ ビジネスアイ - 自動車大手、ブラジル投資加速 市場拡大急ピッチ
各社がブラジルでの事業拡大を急いでいるのは自動車市場の拡大ペースが一段と速まる見通しになったためだ。
ブラジル国内の自動車販売台数(トラック・バス含む)は1997年の194万台をピークに低迷していたが、2年前から増加に転じ、05年は163万台まで回復した。
さらに、同国の政策金利が今年8月までに年14・25%と、1年間で5・5ポイント低下。所得が低く、これまで新車を買えなかったり、中古車を乗っていた顧客層が、自動車ローンを利用して小型車、低価格車を購入する動きが活発化するとみられている。
各社がブラジルに投資を集中しているのは「市場が大きく、輸入関税が35%と高い」(日本貿易振興機構・海外調査部の大岩玲氏)という理由のほか、他の南米市場向けの輸出基地としての整備を急ぐ狙いが込められている。
タイが東南アジアの自動車産業の中心地になったのと似たパターンですね。
でも治安が悪いという話も聞きますので、その辺りが課題でしょうね。