ソニーは本当にダメなのか?

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経営者倶楽部 : ソニーは本当にダメなのか?

イノベーションを求める声が高まっている中、日本の代表的なイノベーターであったソニーの低空飛行が続いている。経営陣を変え、なんとか復調してきたところに、電池トラブルが発生、パソコン・メーカーがソニーを訴えるという報道もされている。10月24日にソニーは、原因を説明する会見を開き、ノート・パソコン用のリチウムイオン電池セルを使用した電池パックを交換するプログラムを全世界で始めるとした。一方で、これまでソニーを利益面で支えてきたゲーム事業が不調と言われている。これは、製品の世代交代と携帯型の販売不振が重なったためだが、とにかく今のソニーにいい点がないかのようだ。
 
マスメディアは誉めるときは一斉に誉め、けなすときは一斉にけなす。今はソニーを叩く時期なのだろう。

”川に落ちた犬を棒で叩く”のがマスコミの使命ですから。

「技術力が低下した」とかいうけど、ほとんどのマスコミは「技術力」というのがどういうものか理解してはいないでしょう。 製品技術と生産技術、品質技術の区別もなく、単にイメージで言ってるだけです。 ソニーの製品は昔の方がもっと壊れやすかったよ。

ここで特記したいのは、ソニーのような大企業が何年も前からロケーションフリーのような新しいアイデアに基づき、技術と製品群を着実に世に送り出しており、それをベンチャーが後追いしている、という点だ。

そうそう。 新しいアイデア(提案)が枯渇している訳じゃないんだよね。
問題は、それをビジネス上の成功に結び付けることが出来ないことなんだよ。 iPod発売の2年前に、ネットワーク・ウォークマンを出していたのに、みたいなね。