「FeliCa」クラック報道についてのIPAのコメント

ITmedia エンタープライズ:議論すべき時が来た組み込み機器のセキュリティ

この報道ではまた、暗号解析方法を発見した研究者らは、その旨を情報処理推進機構(IPA)に連絡し、IPAも暗号が破られたことを確認したと「みられる」としていた。
 
この点に関しIPAは、「情報が提供されたのは事実。しかしIPAには、ハードウェアの脆弱性について対応する権限や検証のキャパシティがないため、情報は受け付けていない。したがって、脆弱性の有無についても検証していない」(IPAセキュリティセンター長の三角育生氏)と回答した。ただ、情報自体は経済産業省に伝えたという。

そりゃそうだろうね。 ブラックボックスのセキュリティの検証なんて、IPAには荷が重いよ。
それより、暗号を専門に研究する機関が日本政府にないことの方が、真剣に議論すべきことじゃないかと思う。