小寺信良の週刊「Electric Zooma!」 第292回:これは便利!…なのか?「Wi-Fiオーディオ WA1」
VAIO Mediaは、これまでDLNAベースのサーバー/クライアント環境としてソニーのVAIOにのみ搭載されてきたが、今回初めてVAIO以外の機種を対象にリリースされることになった。またここでSonicStageのインストールが必要なのは、VAIO Media Serverで音楽をストリーミングする際に、SonicStageの楽曲データベースを引っ張ってくるからである。
またおまかせ設定では、Microsoftの新しいメディアサーバー「Windows Media Connect」もインストールされる。WA1はこのどちらかを使って接続することになる。
(中 略)
「アーティストから探す」を選択すると、アーティスト一覧、アルバム一覧と順に表示され、アルバム内の曲がトラック順に表示されるという、一般的なディレクトリ構造となっている。ものすごく当たり前のようだが、実はこれができるのは大変なことなのである。
と言うのも、DLNAマンダトリ(必須)の機能だけを使うと、曲順がトラック順を無視してアルファベット順にソートされて現われることになる。過去 DLNA対応サーバーとクライアントの組み合わせでは、音楽再生でそこがネックだったわけだが、VAIO Mediaではそれをオリジナルの技術で解決したようだ。
なかなか複雑そうだね。
ところでAirMac Expressが「アクセスポイント側からは楽曲のコントロールが一切できなかった」とありますが、実際にはUSBポートに接続した赤外線リモコンでコントロールできます。 実用性はあまりありませんが。