米フォードの露工場でストライキ 外資に波及も、リスク露呈

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フジサンケイ ビジネスアイ - 米フォードの露工場でストライキ 外資に波及も、リスク露呈

同社の労使対立は、2002年7月の工場開設からこれまでに3度目。同社の給与は平均で1万8000ルーブル(約8万1000円)程度と、同国の平均給与(約1万ルーブル)の倍近い水準にある。だが、仮に今回の交渉で妥結しても、石油・天然ガスなどエネルギー、資源部門が好景気の中で、人件費の急増は避けられないものとみられている。
 
フォードは、外国自動車メーカーとしては初めてロシア進出を決め、成功を収めている草分け的存在。それだけに、交渉の行方は、同じく同国北部サンクトペテルブルク郊外で工場建設を進め、年内の生産開始を目指すトヨタ自動車や、日産自動車、三菱自動車など外国企業の関心を集めないわけにはいかない。

インドの労働争議もひどいですが、ロシアもこれからは騒がしくなってきそうですね。