「とにかくシェアを取りに行くべき時」

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Business Media 誠:ソフトバンクの「安売り」戦略が破たんするのはどんな時?

実は、MBAの教科書では安売りなどで「とにかくシェアを取りに行くべき時」という項目が列挙されています。いくつか紹介しましょう。
 ・市場が拡大しているとき
 ・買収が可能なとき
 ・競争者が反撃する気がないとき
 ・競争者が反撃できないとき
 
(中 略)
 
逆に言うと、これらの条件に適合しない時は、シェアを取りに行っても旨みが少ないわけです。市場が成熟していて、これといって企業の買収が可能なわけでもなく、敵が競争を「受けて立つ」用意があるとき……。こんな時に値下げ競争を仕掛けると、自分が下げる、相手も下げる、市場規模もシェアも変わらず……ということで無意味な叩き合いになってしまいます。前回ご紹介した「囚人のジレンマ」を思い出してください(4月23日の記事参照)。互いに値下げするぐらいなら、双方何もしないほうがマシでしたね。

なるほど。 今の北米の自動車市場にも当てはまるような気がしますね。 市場は拡大してませんが堅調でしたし、旧ビッグスリーは凋落の一途でしたから。
日本市場では、軽自動車が条件に一致するかもしれません。 ダイハツの猛攻は、市場拡大とスズキの生産能力限界やホンダのラインナップ不足を考えると、うまくいった作戦だったと思います。