踊らせるつもりで足元をすくわれた村上ファンド

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Business Media 誠:最終回・踊らされた堀江、黒幕だった村上

検察は、村上氏への尋問のほぼ最後のあたりで、ライブドアが普通の会社ではないと分かっていたはずだ、無茶もやるんじゃないかと思っていたはずだと村上氏に詰め寄った。それまでのライブドアの素行、そして、裁判での村上氏の供述によれば確かにライブドアの奇想天外ぶりは明らかである。また同時に、村上氏の供述どおりであれば、ライブドアが株式の大量買付けやTOBに対しても、当時はほとんど無知であったことも伺える。結局、村上氏は、無茶&無知なライブドアに足元をすくわれた形となっているが、本裁判がわが国でのインサイダー取引について規定する貴重な場となることだけは間違いない。
 
裁判では、ライブドア事件の裁判時とは異なり、裁判長から被告人への質問は1つも行われなかった。裁判長は終始、検察側と弁護側のやり取りを静かに、そして時にはにこやかに聴いていた。弁護士の間では、ライブドア事件よりは村上裁判の方が無罪となる可能性は高いと言われており、村上氏も裁判中に検察側に対して「ほとんど証拠らしい証拠は出てこなかったじゃないですか?!」と主張した。果たして、夏に裁判所はどのような判断を下すことになるであろうか。

どーでもいいっちゃ、どーでもいいんですが、この記事のシリーズは面白かった。

もし陪審制だったら自分の判定は”シロ”だね。 検察は村上ファンドを壊滅するのが目的だったとしか思えない。 たとえ無罪になったとしても、既にその目的は達成できた訳ですが。