Business Media 誠:神尾寿の時事日想: 自動車メーカーが作るカーナビのトレンドは“古くならない地図”
今回のインターナビで新機能の柱になったのが、世界初の「主要道リアルタイム地図更新」機能だ。これはカーナビが使用するデジタル地図を多層化し、部分的な書き直し(差分更新)を可能にしたもの。これにより、開通したばかりの新規路線でも、新たな地図をインターナビセンターからダウンロードすることで「開通から数分以内に新たな地図を使ったナビゲーションが可能になる」(本田技研工業)という。
「今回のリアルタイム地図更新の実現では、デジタル地図の仕様から根本的に作り直しました。それにより携帯電話通信経由でやりとりするサイズを最小限に抑えて、更新にかかる処理時間も短くできた」(本田技研工業インターナビ推進室の今井武室長)
ホンダが採用した新たな地図は、本田技研工業とゼンリン、アルパインが共同開発したもので「MBAフォーマット」と名付けられた。今後ホンダが投入するカーナビは、順次この地図に切り替わる予定だ。
ふーん。 単に細かくメッシュ切って更新するだけじゃないんだ。 レイヤーごとの更新も可能なのね。
地図フォーマットが違うんじゃ、既存のナビは恩恵を被れないんだろうな。
差分更新はトヨタの方が先行してると思いましたが、
トヨタの「マップオンデマンド」もデジタル地図の一部分だけを通信経由で書き直す差分更新機能を持っているが、ホンダの「主要道リアルタイム更新」との違いは、新地図への更新タイミングだ。ホンダは新路線開通から数分以内に地図が書き換わるが、トヨタでは「開通後最短7日間以内」となっている。例えば、先月23日に開通した圏央道あきる野-八王子区間などは、開通後10日以上たった現在もマップオンデマンド上で更新されていないなど地図更新のタイミングが一定ではない。
まだ八王子JCT開通してないんだ。 そりゃ困るね。