三菱新技術『ツインクラッチSST』…2系統を交互に使う Response.
フォルクスワーゲンの「DSG」、アウディの「Sトロニック」変速機とよく似たシステムで、1-3-5速と2-4-6速の2系統の変速機構を持ち、それらを交互に使うことで切れ目のない変速を実現させた。クラッチもDSGと同様に湿式多板×2。(中略)
このシステムを開発したのはドイツの変速機メーカーの老舗、ゲトラークAG、コア部品であるツインクラッチはDSGと同様、アメリカのボルグ・ワーナーが供給する。(中略)
両社の分業は、三菱が仕様策定とプログラム開発、ゲトラークがハードウェア開発であったという。
特許を回避して自社開発する余裕はないだろうから当然だろうね。
F1のシームレスシフト機構はどういう仕組みになってるんだろう? トヨタやホンダは市販車にフィードバックしたらどうかと思うけど。
三菱新技術『ツインクラッチSST』…長所と短所と今後 | Response.
一方、ビハインドとなるのは重量とコスト。
「重量は2軸式の5MTに比べて、トータルで約20kgほど重くなります。1段分のギアの重量は2-3kgですから、そのぶんを差し引いてもやはり少し重いですが、極端な重量増は避けることができたと思います。コストもやや高い。相当詰めましたが、6ATに比べるとまだ若干高いかなという印象です。量産が進めばもっと安くなると思います」(ツインクラッチSSTを開発した木村孝雄氏)
このツインクラッチSSTはランエボのターボエンジンのような強大なトルクの入力に耐えるシステムであるという点が特徴。それだけに、より小型のガソリンエンジンにはオーバースペックで、「下位モデルへの展開はあまり現実的ではない」(木村氏)という。
「i」に乗っけられるくらい小型軽量・低コスト化したシステムを開発したらインパクトあるのにね。