先週末、シンガポールの紀伊国屋で買った本です。
日本(東京)の女子高生のファッションスタイルの変遷を、スケバンから現代に至るまで克明に追った問題作。 当然英語版です。
内容を抜粋しても面白くないので、著作権的にはNGですが、見開き写真を掲載。 最後にリンク貼るからご勘弁を。
まずは年表ですね。 1960年代後半からのスケバンから始まっています。 「着ぐるみん」とか「汚ギャル」(Unwashedと紹介されています)なども網羅。
各ファッションスタイルの特徴を紹介。
代表的なボーイフレンド像と、マストアイテムについて。
彼女たちの一日を追った解説。 「帰宅してからは学校のジャージに着替えて、次回に備えてミシン掛け」とか細かいです。
全編、かわいいイラストやストリート写真、雑誌のグラビアなどが満載です。 文化人類学の博士号が取れるんじゃないかと思うくらい、よく出来ています。
こういうの、外国人が見たらどう思うんだろうね。 ”フリークス”扱いされそうだけど、こうして見ると彼女らは彼女らなりに今を一所懸命生きているだけで、眉をひそめつつもそれを許容している日本の社会というのもそれほど悪くないんじゃないかと、日本を離れて思うワケです。