炸裂!藤井節

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CEATEC JAPAN 2007【HD DVD基調講演】

続けて、「消費者の方には本当に申し訳ないと思っている。先日もドリームワークスアニメーションと、パラマウントがHD DVDをエクスクルーシブ(独占)でサポートすることを表明し、BDをお買い求めいただいた方に申し訳ない。私は映画ファン、でもないのですが、映画ファンの気持ちを考えると本当に申し訳ない」と、藤井社長流の謝罪の気持ちを述べた。

キターーーー! 待ってました。 嬉しいね。

まだまだ続く、藤井節。

欧州においては、HD DVDのプレーヤーシェアが70%、欧州のコンテンツホルダの75%がHD DVDタイトルを発売、30社のレプリケータ/オーサリングハウスが支持していることなどを紹介。シェアについては、「たかだか10万、20万台の中でシェアが何%というのもナンセンスと思うのですが、BD屋さんが言っているので、(プレゼン資料に)あえて書かせていただきました」と皮肉った。

さすが藤井上席常務。 何を期待されているか分かってらっしゃる。

具体的には、2008年には500万台のパソコンにHD DVDのドライブを搭載。この段階ではHD DVD-ROMと記録型DVDのコンボドライブとなる予定。さらに、2008年には1,500~2,00万台、2010年には4,000~5,000万台を目標としており、「少なくとも2009年には民生プレーヤーの数を超える。ドライブの値段が下がれば、PCメーカーは必ず次世代ドライブを採用します」とした。
 
PCでの対応を強化する理由としては、「ディスプレイの高精細/高画質化」、「プライベートユースの拡大」、「若年層ではパソコンで映画を楽しむ人が日本やアメリカで増えている」などを指摘。「プレーヤーと並ぶかか、それ以上の力を入れてPCに取り組んでいく」とした。

家電メーカーで採用してくれるところがないから、PC用ドライブで頑張るしかないもんね。

BDとの規格戦争については、「どう考えてもおかしいこと。'97年にDVDフォーラムができて、規格は次世代も含めて皆で知恵を絞ってやっていこうということだった。しかし、消費者の利便性を論議することなく、技術だけで新しいBDが生まれ、今日の二重規格を招いた。私はBDの責任だと思っている。HD DVDに恥じるところは一切ない。BDには説明責任を果たしてほしい」と訴えた。

というか、BDは過去に軋轢のあった松下、SONYをはじめ、多くの会社が知恵を絞ってやっているんだけどね。 東芝だけがDVDのカバー層0.6mmに固執したんじゃないの?
藤井上席常務こそ、東芝の株主に対して説明責任を果たした方がいいと思うよ。