NIKKEI NET:日産自動車、車のタイプで販売店網再編――店の特徴前面に
日産自動車は車のタイプ別に販売店網を再編する。ミニバンを集中的に展示・販売する店舗、小型車中心の店舗などに明確に色分けし、顧客の好みの多様化に細かく対応できる体制にする。これまでは近接する店舗が似通った品ぞろえで顧客獲得を競っていたため、日産全体の販売を拡大するのが難しかった。タイプ別の販売店づくりは国内の自動車メーカーで初めて。新車市場が縮小する中、各社が進めてきた大量販売の手法が転換点を迎えたことを示す動きだ。
まず愛知、静岡、三重の東海3県で再編に着手する。11月に入り浜松市の幹線道路沿いに隣接する4つの店舗をそれぞれ「小型車・軽自動車店」「多目的スポーツ車(SUV)店」「スポーツ車店」「ミニバン店」に衣替えし、特定のタイプを中心に展示・販売するようにした。
昔、販売店系列が複数あった頃は、メーカーの都合(昔の日産プリンス店とかレッド/ブルーとか)やユーザー層(ネッツ店=若者向けとか)で分かれていました。
どこでどんな車種を売っているのか分かりづらいので一本化してみたものの、扱う車種が多くなれば営業も全てに均等に力を入れることは出来ないので、ニッチなクルマや発売から時間が経ったクルマは放置されてしまいます。
この試みが成功するかは微妙ですが、日産、ホンダあたりが再び複数系列に戻る可能性はありますね。