三菱自動車クラッチ欠陥事故、旧経営陣に有罪判決

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三菱自・欠陥隠し:元社長ら有罪 トップの無責任断罪 河添被告、納得いかぬ表情 - 毎日jp(毎日新聞)

「代表者としての自覚に欠けた無責任な態度」--。三菱自動車(現在は三菱ふそうトラック・バス)製大型車のクラッチ系部品の欠陥隠しによる死亡事故の判決で、横浜地裁の鈴木秀行裁判長は16日、業務上過失致死罪に問われた同社元社長、河添克彦被告(71)を断罪した。欠陥隠しを巡る3事件で、唯一問われたトップの安全への責任。無罪を主張し続けてきた河添被告は、納得がいかないような表情を浮かべた。
 
判決で鈴木裁判長は三菱自で長年続いた不具合の隠ぺいを認定。安全に関するトップの「無責任」に加え、元幹部の他3被告も「三菱自の隠ぺい体質を打破しようとの積極的な気持ちを持たなかった」と指摘し、経営姿勢を厳しく批判した。

なんで執行猶予なのかよくわかりませんね。
即日抗告したそうですが、いまだに自らの責任の重さをわかっていないことが伺われます。

社説:三菱自動車 あきれた社長らのモラル欠如 - 毎日jp(毎日新聞)

それにつけても、企業犯罪に対して社会は寛容すぎる。家庭でまで「仕事のため」という言い訳が容認されたり、いつの間にか利益のために不正や不法行為に目をつむることを是とする風潮までがはびこっている。社会を挙げて改善すべき点は少なくない。
 
業務上過失致死傷罪の法定刑も、妥当と言えるだろうか。いずれは事故を起こす車を世に送り出していた企業のトップの責任が、飲酒運転で人を死傷させた罪よりも軽くてよかろうはずはない。

前にも書きましたが、食品の偽装で会社が潰れた例は多いですが、欠陥を放置して死者を出しておきながら、三菱自動車がどれだけ罪を償ったかは甚だ疑問です。 この場合の「償い」は、単に賠償という話じゃなくて、社会奉仕という「罪滅ぼし」の意味でです。
独自で交通事故被害者の為の基金でも作って活動したらどうかと思うのですがね。