麻倉怜士が語る東芝HD-DVDの真実(下)・失敗の本質:IT-PLUS
容量の話で、私には忘れられないエピソードがある。私の初のDVD本「12センチギガメディアの野望」(96年、オーム社)の取材で、日立製作所の当時のK技師長に会ったときのことだ。彼は「SD(東芝・松下提案)とMMCD(ソニー・フィリップス提案)の両者を検討して、戦争はSDが絶対に勝つと思っている。MMCDは3GBしかないのに、SDは5GB。容量が多ければ絶対的に勝つ」と断言していた。結局そのとおりになった。
(中 略)
しかし、後日談だが、こう私に「大容量でなくてはならない」と説いたK氏が、その後、日立を退社して、某社のHD-DVDのコンサルタントになったのには心底、驚いた。
面白い話ですね。
でも日立はBDで一貫していましたから、K技師長の影響力もタカが知れていますが。
ところでこの記事、なんで「HD-DVD」なんでしょうね? 「HD DVD」じゃないの?