プラチナ市場暴落か!?

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産総研、触媒を使わない高効率NOx分解浄化電気化学リアクタを開発 - Automotive Technology - Tech-On!

産総研では、新たな排気ガス浄化システムとして、2001年に電気化学反応を利用した固体電解質型の電気化学リアクタの開発に成功し、酸素を含むガス中でNOxを高選択的に分解、除去することを可能にした。ただし、このリアクタは作動温度を下げることが難しく、実用化に向けて障害があった。そこで、NOxの高選択分解メカニズムに対する解析研究を基に、新たな電極構造を考案し、低温で作動できる高効率NOx分解浄化リアクタを開発した。
 
(中 略)
 
このようなナノ構造化電極を使う電気化学リアクタは、NOxに対して高い反応性を示し、酸素20%(実際のディーゼルエンジン排気ガスの組成よりも高い酸素濃度)、窒素80%中における1000ppmのNOガスを、250℃という低温でも約90%浄化できた。これは、これまでの触媒では分解が非常に困難な条件である。

電極に何を使っているのか知りませんが、電気化学リアクタが実用化されれば排気ガス浄化触媒に使われるプラチナの量が減るでしょうから、プラチナの価格も下がるかもしれませんね。