「中古車はハイブリッドより環境にやさしい」か?

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中古車はハイブリッドより環境にやさしい!? : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン), ガジェット情報満載ブログ

ちょっと(3)が分かりづらいと思うんですけど、要するにプリウス1台作るのに、ガソリンに置き換えるとプリウス4万6000マイル走らせるのにかかるのと同じぐらいの燃料がかかってる、新車でショールーム到着する時点ですでに3年以上走っただけの燃料を使い果たしている、というわけですね。

それを言い始めると、究極的には「そもそもクルマに乗るな」という結論に達する訳ですが。

燃費(=CO2)だけで環境を語るのがナンセンスです。 ここ10数年で、自動車が出すNOxやHCなどの大気汚染物質がどれだけ減ったのか、という視点が全くありません。 スモッグによる健康被害が目立たなくなったぶん、資源や温暖化の方に目が行っているのでしょうが。
90年代前半に販売されていた車はLEVですらありませんでしたが、現在のクルマは大半がULEV相当になっています。

それから古いクルマは確かに軽いですが、トヨタのGOAに代表されるような衝突安全ボディではありませんし、エアバッグも(ABSですら)標準装備ではありません。 燃費を優先して、事故って死んだら元も子もないですね。


製造時に費やされるエネルギーという視点は確かに大事です。 削減する動きは既にトヨタやホンダでも始まっています。 それでも古いクルマを乗り続けるよりも、新しい小型で燃費の良いクルマに乗り換えた方がいいと思います。