大きいことは高級なこと

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日産ティアナ250XV(FF/CVT)/350XV(FF/CVT)【試乗速報】

Q1とQ2から見て取れるのは、このモデルは必ずしも日本人ユーザーに向けては作られていないということ。40か国で販売されるグローバルモデルなのだ。今となっては、日本ではメインストリームではなくなったセダンという車型の宿命ともいえる。ティアナの場合、販売の中心となるのはアジアであり、中でも中国が圧倒的だ。高級感あるセダンが人気という特徴を持つマーケットに向けて、入念に戦略が練られているのだ。
 
だからといって日本を軽視したということではなく、たとえば全幅を1800mm以内に収めたところなどは、こだわった点だという。一見して、やはり大きくなったな、と感じる。モデルチェンジでサイズが拡大するのは決まり事のようになってしまっているが、ずいぶんご立派になった。これも高級感を求める中国を意識してのことかもしれないが、ギリギリ踏みとどまったというところだ。「クラウン」だって1800mmを死守しているのだから、ここは妥協してほしくないポイントである。

カムリがV6 3.5Lを載せて大型化して、それに追随するようにアコード(日本でのみインスパイア)、ティアナが大型化しましたね。
開発時期からいって、競合他社の次期モデルの出方を読んで合わせてきた訳で、北米、アジアを問わずユーザーの嗜好はそこにあるのでしょう。 ある意味、世界標準なんでしょうね。
ただ、ワールドカーが日本で売れた試しがないのもまた事実ですが。