HDR(ハイダイナミックレンジ)合成とは

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ゾーグ、HDRイメージ作成ソフト「Photomatix Pro 3.0」

ゾーグは、HDRSoft社のHDR(ハイダイナミックレンジ)イメージ作成ソフト「Phtomatix Pro 3.0」を8日に発売する。価格はZorg会員が9,800円(10月31日までの期間限定)。一般が1万5,540円。

どんな写真が出来上がるのかは、リンク先の記事を読んでください。 なかなか面白いです。 広告写真とかで、こういうタッチのがあるよね。

ハイダイナミックレンジ合成 - Wikipedia

ハイダイナミックレンジ技法では、露出を変えつつ複数の画像を撮影し、それぞれの写真の適正露出の部分を抜き出して合成を行う。例示のものでは、一番上の写真では人工照明部が適正に撮影されており、一番下の写真では暗部が適正に撮影されている。それぞれの適正露出の部分を合成することによって、フィルムやCCDなどの記録手段のダイナミックレンジを大きく越えて、一枚の画像に風景のダイナミックレンジをおさめることができるようになる。

なるほど。 でも、最初からHDR合成を目的にしていなければ、あらかじめ複数の露出で撮るなんてしません。 HDR合成用ソフトの大半は、1枚の写真から擬似的にHDR合成する機能も持っているようです。

Phtomatix以外でも、Photoshop CS2以降ならHDR合成機能を持っているようです。
また、ReDynamix HDRというPhotoshopプラグイン(Windows専用)でも可能とのこと。 こちらは$16と安価なので、試してみるのもいいですね。 Elements 6.0でも使用できました。

でも考えてみると、最近のデジカメに積んでいる画像処理エンジンは処理能力が向上していて、RAWからJPEGへの現像処理もどんどんと高度になっているそうです。 ダイナミックレンジ拡大機能は、ソニーαの「Dレンジオプティマイザー」やニコン「アクティブD-ライティング」など、既に何社か搭載しています。 HDRというほどには不自然にならないレベルに抑えていますが。

今後、一眼のみならずコンパクトデジカメなどでも、HDR現像が出来るようになるのは時間の問題でしょう。 楽しみですね。